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韮山反射炉
静岡県伊豆の国市中260-1江戸時代末期、欧米諸国の植民地化や開国要請に対抗して日本(江戸)を守るため、時の韮山代官・江川太郎左衛門英龍が幕府に進言して築いた大砲鋳造炉という名称は、熱をアーチ型の天井に反射させて鉄の溶解温度(千数百度)を得る構造から名付けられました。
大砲鋳造のために建設された反射炉は国内で十数基ありましたが、現存するのは3基(萩反射炉・薩摩旧集成館反射炉跡・韮山反射炉)で、その中でも韮山反射炉は最もほぼ完全な形で現存し、実際に稼働したことが確認されている点で大変貴重です。
併設のガイダンスセンターでは韮山反射炉築造の時代背景や遺物等が展示され、大スクリーンでの映像演出で韮山反射炉の歴史と産業システムを知ることができます。
※平成27年7月に、韮山反射炉は「明治日本の産業革命遺産 」の構成資産として、世界文化遺産に登録されました。