伊豆の春を彩る、いちごの甘い誘惑

伊豆の春を彩る、いちごの甘い誘惑

伊豆の国市の韮山地区は、伊豆の山々から水を集め北上して流れる狩野川が蛇行することにより、
形成された肥沃な田方平野が広がっています。
肥沃で平らな土壌ゆえ、古くから稲作が盛んな地域です。周囲の視界を遮ることがないため、
山裾まではっきりとした稜線が見える美しい富士山と四季折々の田園風景を眺めることができます。
ここで栽培されているのは、「いちご」。12月~5月にかけて旬を迎えるいちごは、伊豆の春を彩り鮮やかにします。

伊豆のいちごの歴史

伊豆のいちご栽培は、大正年間に試作をはじめ、昭和10年頃には生産が確立し、稲作からいちご栽培に転換したと言われています。今での100軒を超えるいちご農家があります。「皆さんに美味しいいちごを食べて喜んでもらいと」との思いでデリケートな果物と真摯に向き合い、高品質ないちごを安定生産し、静岡県下でも1,2を争うほど生産量を誇っています。

代表的な品種は、「紅ほっぺ」と「きらぴ香」。共に、静岡県で誕生したいちごの品種です。
「紅ほっぺ」は大ぶりで果肉の中まで赤く、甘みが強くてコクもあります。
それでいてしっかりとした酸味があるので、「甘酸っぱい」といった表現がぴったりのいちごです。
サイズも大きいので食べごたえもあります。
「きらぴ香」はやや長めの円錐形。濃い赤色をキラキラと輝いた艶のある果皮をしており、
品の良い甘みと香りが特徴です。紅ほっぺに比べて酸味は少なめです。みずみずしくてなめらかな口当たりをしています。

伊豆に来たら、地元産の「いちご」をぜひ召し上がりください。

生産者のコメント

伊豆の国市は、温暖な気候で、豊富な水量と良質な水質な水に恵まれ、いちごの栽培を始めて70年以上の歴史がある産地です。
生産者各自がそれぞの思いや技術を磨き、切磋琢磨しながら、美味しいいちごを育てています。
徹底した品質管理と厳格な検査体制で、皆様に安心安全で高品質ないちごをお届けしています。
酸味と甘みバランスのとれた「紅ほっぺ」芳醇な香りと甘みが特徴の「きらぴ香」ぜひご賞味ください。

神田農園 神田直己

いちごが購入できるところ

伊豆のいちごは農協直売所や物産店などで購入可能です。

今回取材にご協力いただいたのは、伊豆の国市韮山の神田農園さん。
いちご農家として3代目の神田直己さんは、「いちご農家一年生」と初心を忘れずに、毎年いちご作りに取り組んでいます。
健康的ないちご作りをモットーに、農薬を極力抑える減農薬栽培を採用し、害虫には天敵を利用した駆除を行い、光合成細菌を利用し根に活力を与え病気を防いでいます。いちごにあたえる水にもこだわり、日々美味しいいちごを作っています。
神田さんのいちごを食べたい場合は、日々の生産量にも左右されますので、発送時期やお支払い方法など直接お問い合わせください。

店名 神田農園
連絡先 TEL:055-949-2008

おいしい食べ方

やはり、そのまま食べるのがおすすめです。いちごそのものの甘み、酸味を思う存分味わっていただきたいです。「紅ほっぺ」と「きらぴ香」を食べ比べて味の違いを比べてみるのも楽しいので、お好みの品種を探してみてはいかがでしょうか?
いちごは先端部から熟していくので、ヘタの部分より先端のほうが糖をため込み甘くなっています。ですので、食べるときはヘタから先端に向かって食べていけば、最後により甘みを感じられます。

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