滝・河川・湖

滝・河川・湖

伊豆の大水源、天城山脈が生み出す自然の造形

伊豆半島の中央に伸びる天城山脈は、潤沢な水を貯える伊豆の大水源です。天城山は多雨地帯で、「雨木」という語が由来であるとする説もあるほど。伊豆半島には、豪快な大瀑布からひっそりとした穴場的景観まで、個性豊かな滝が点在しています。

河津川に沿って点在する7つの滝、その名も「河津七滝(ななだる)」

伊豆半島の東海岸、河津桜で有名な河津町には、約1㎞の区間に7つの滝が流れる名勝「河津七滝(ななだる)」があります。河津では、滝のことを「水が垂れる」 という意味で垂水(たるみ)と呼んでいたため、「ななたき」ではなく「ななだる」と呼んでいるそう。滝が流れる河津川沿いには遊歩道が整備されており、ゆったりハイキングをしながら絶景を楽しむことができます。

「天城越え」でお馴染みの浄蓮の滝は伊豆半島屈指の名瀑

明治時代に滝に降りる道が開かれるまでは、断崖と峡谷に阻まれ、人が容易には近づけない神秘的な滝とされていました。落差約25m、幅約7mの滝は見ごたえ十分。圧倒的な存在感に見上げてしまうこと間違いなし。「天城越え」の歌碑も設置されていますよ。

ひんやりとした空気と、渓流グルメで心身ともにリフレッシュ!

周辺にはマスやあまご釣りを楽しめる管理釣り場もあり、家族連れにもおすすめですよ。とれたて焼き立ての川魚は最高です!

アユやアマゴにわさび…… 計り知れない狩野川の恵み

全長約46kmの狩野川は、伊豆半島の中央部を北に向かって流れ、たくさんの支流を集めながら駿河湾に注ぎ込みます。
標高約1400mの天城連山に降る雨を源流とし、水量豊かで水質も極上。本流にはダムもなく、川魚の餌となる水生昆虫も豊富にいるため、アユやアマゴ(ヤマメ)が棲む釣り人憧れの川なのです。江戸時代から続く伊豆のわさび栽培の伝統も、天城山の良質な水があってこそ。
伊豆の里山や街をとうとうと流れる狩野川のもたらす恵みは、計り知れません。

”伊豆の瞳”一碧湖や八丁池は、地球の作ったアートです

はるか南の海の海底火山だった伊豆半島は”地球の造山活動の傑作”と言われます。伊豆半島に点在する湖や池も、まさに地球が生み出したアート作品。
伊東の一碧湖は、約10万年前の爆発的噴火で生じた火口に水がたまった火口湖です。天城山中にある八丁池は、活断層のズレで生じた窪地に水がたまった断層湖。
いずれも「伊豆の瞳」と呼ばれ親しまれています。

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