しいたけ・わさび・山菜
森の香り 清流育ち 伊豆は江戸時代から、しいたけとわさびの故郷
クヌギやナラの木に、しいたけの菌を植え付けて、木漏れ日いっぱいの森で育てる伊豆のしいたけ。その歴史は江戸時代までさかのぼれ、今も国内トップシェアを誇ります。味も香りも形も食感も、天然ホンモノをぜひ味わって。伊豆は原木(げんぼく)しいたけ発祥の地なのです。そして、世農業遺産に指定された生わさびも、江戸時代から受け継がれた伊豆の誇る名産品です。
肉厚で、いい香り。高級ブランド「清助どんこ」をぜひ
木漏れ日あふれる森の中で2年間。大事に育てられる原木(げんぼく)しいたけは、正真正銘、ホンモノの味。伊豆産乾しいたけも極上品で知られます。
なかでも、江戸時代にしいたけの人工栽培を初めててがけた石渡清助にちなんで名付けた「清助どんこ」は最高級品。肉厚で香りがよく、おいしい出汁がとれるんです。
伊豆といえば、わさびです。世界農業遺産です
天城山の清流で育つ生わさびは、栽培面積、生産量ともに日本一。江戸前寿司に欠かせない、日本固有の野菜で和のハーブです。
伊豆のわさび田の風景は美しく、一見の価値があります。江戸時代から続く栽培の歴史が評価され、世界農業遺産に指定されました。
地元の直売所では、冬から春に出回る「わさびの葉・茎」も知る人ぞ知る人気の食材。三杯酢漬を作ります。
春の伊豆は山菜天国! 里山の味を召し上がれ
自然豊かな伊豆は、山菜もいっぱい。なかでも春は最も出回るシーズンなので、各地の農産物直売所をチェックしてみましょう。
わらび、ぜんまい、つくし、のびる、タラの芽、こごみ、こしあぶらなどが次々と店頭に並びます。たけのこ、うども春の里山の味覚です。清流に生える天然クレソンが手に入ることも。