「伊豆×探究」~美しさとSDGsむすんでつないで~ 表紙のクイズの答え
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表紙の「伊豆×探究」クイズの答え
①弓ヶ浜(南伊豆町)
険しい崖が並ぶ南伊豆の海岸の中にこつぜんと姿を現す弓ヶ浜(日本の渚百選)。1200mもの長さの美しい弧をえがく白砂の海岸は、青野川に流されてきた砂粒によってつくられました。青野川の流域の大地には、海底火山の噴出物だった白い軽石や火山灰が多く堆積しており、雨などで海に流れ込んだ砂粒は、海流に流され南西から北東にのびる帯状にたまっていきました。このようにして、白くて美しい浜(砂嘴)が出来ました。
https://izugeopark.org/geosites/yumigahama/
②熱川温泉の「湯の花」(東伊豆町)
白い塊は「湯の花」と呼ばれる湧泉の沈殿物です。伊豆熱川駅前の「熱川湯の華ぱぁーく」では、日本でも有数の高温泉の熱川温泉が噴き出しております。主に温泉水が空気に触れることで一気に冷やされ、溶けていた様々な成分が溶けきれなくなり沈殿(凝固)した物が「湯の花」です。「熱川湯の華ぱぁーく」では、卵を購入すると高温の温泉水を利用した「ゆで卵作り体験」がお楽しみいただけます。
https://www.town.higashiizu.shizuoka.jp/bg/tourist_info/ent/554.html
③恵比寿島(下田市)
白~灰色の縞模様が美しい砂の層は、火山から噴出した軽石や火山灰が海底に降りつもったり、海流に運ばれたりして出来ました。伊豆半島の南部には、太古の海底火山の噴出物が広く分布しています。長い海底火山の時代の後、伊豆全体が隆起と浸食を受けたため、地下に埋もれていた地層の美しい内部構造を直接見られるようになりました。恵比須島は、こうした海底火山の地層のほか、隆起と浸食がつくった地形や、海と向き合って暮ら してきた人間活動の証拠など、見どころ満載の場所です。
https://izugeopark.org/geosites/ebisujima/
④爪木崎の朝日(下田市)
夕陽日本一宣言をしている西伊豆町をはじめ伊豆半島は夕陽の有名なスポットが数多くありますが、東海岸では朝日もお楽しみいただけます。伊豆半島でも南に位置しているイメージの強い下田市は、実は東海岸に面しており、中でも相模灘に面した爪木崎からは晴れた日の早朝、綺麗な朝日を眺められます。毎年12月下旬~1月下旬まで「水仙まつり」が開催され、あたり一面が甘い水仙の香りで包まれます。
下田市ホームページより爪木崎の位置図
https://www.city.shimoda.shizuoka.jp/category/100100midokoro/110772.html
⑤キンメダイ
伊豆半島は全国有数の「キンメダイ」の産地。伊豆半島にお越しの際は、ぜひ新鮮な「キンメダイ」をお召し上がりください。この美味しいキンメダイが「伊豆半島ジオパークの恵み」とはご存じですか?キンメダイは、水深200~800mのかけ上がり(海底火山などの斜面)を好みます。伊豆・小笠原諸島に連なる海嶺(海山が連なる海底山脈)は絶好の漁場です。海嶺の成因はダイナミックなプレートの動きによるものです。日本列島の東側、伊豆諸島などを載せたフィリピン海プレートの下に太平洋プレートが沈み込む場所が日本海溝(最深部8,020m)です。一方、押されている側は持ち上げられるだけでなく、火山活動が活発になります。海面に出ている伊豆・小笠原諸島だけでなく、海面下にも海底火山による海嶺が続いています。ダイナミックな地球の動きがキンメの好漁場をもたらしました。
https://izugeopark.org/tokusan/kinmedai/
一見関係ないように思える景色や食べ物などもジオパークと繋がっています。
伊豆半島の「美しさ」と「SDGs」をむすんで、つないで、探検に飛び出そう!